用意するもの
- 発泡スチロールビーズ(枕などのクッション材として市販されているもの) 大粒・小粒各1袋
- ポリエチレン袋
- 蛍光スプレー塗料(発泡スチロールに使用可能な塗料) 数色
- 速乾木工ボンド
- 先細ピンセット
- 両面テープ
- 透明スチロールカップ
つくりかた
- 市販されているクッション材は、「大」「小」とも一袋1kg入りのものが多いようです。「大」の中には7〜8mm「小」には2〜6mmのビーズが混じっています。このビーズを、小さい順に2〜3、3〜4、4〜5、5〜6、6〜7、7、8mmの7種類に小分けしてください。
ふるい分けには3枚の網のついた園芸用のふるいを使うと便利だよ。
やりかたのコツは……- 目の一番小さい網でふるって、通過するものと、網の目につまるものと、 網の上に残るものに分けます。
- 通過したものが最小、網の目につまったものを次の大きさとします。
- 網の上に残ったものは、目が二番目に大きい網でふるって、 通過したものを次の大きさに加えます。
- この時に目に詰まったものは、三番目の大きさにします。
※ビーズは軽いし、静電気を帯びやすい性質があるから、風の無い室内で空気が乾燥してない時に作業しよう。
※こぼすと拾うのが大変!大きな箱の中でふるい分けしよう!
- 小分けしたビーズを大きさごとにポリエチレン袋に入れ、蛍光スプレー塗料を噴射して色をつけます。
粒子の
種類H
水素N
窒素O
酸素C
炭素S
イオウAu
金Na+
ナトリウムイオンCl−
塩化物イオン粒子の
半径
(10-12m)30 74 74 77 104 144 116 167 ビーズの
直径
(o)2〜3 3〜4 3〜4 4〜5 5〜6 7 6〜7 8 スプレー
の色青 ダイダイ 赤 黒 黄 金 銀 緑 - 2のポリエチレン袋の口を閉めて、よく振りビーズに均一に色がつくようにします。
- 3を半日ほど放置して乾燥させます。ビーズ同士がくっついてしまったら、軽くもんでバラバラにしてください。その後、ビーズの種類ごとに容器などにいれて分けておくと便利です。
- 各物質の名称を書いた台紙に両面テープをつけて、透明スチロールカップのフタの内側に接着します。 ビーズに木工用ボンドをつけて、その台紙に接着します。 このとき、各原子やイオンのビーズの大きさにふぞろいがあるので、モデルを作るときは 同じぐらいの大きさのビーズを選んで接着するのがコツです。
- 8種類のビーズを、さまざまに組み合わせ、ボンドで接着し、物質の粒子モデルをつくりましょう。
二酸化炭素(CO2)なら、C(炭素)の黒いビーズ1コを間にはさんで、O(酸素)の赤いビーズ2コを1コずつ直線形に接着します。
同じように、アンモニア(NH3)はN(窒素)のダイダイのビーズ1コとH(水素)3コを三角すいの形に、メタン(CH4)はC(炭素)の黒いビーズ1コとH(水素)4コを正四面体の形に接着します。
水(H2O)はH(水素)2コとO(酸素)の赤いビーズ1コを折れ線の形にします。
ビデオで、ビーズとビーズをくっつけてるところが見られるよ! ビーズの色と数でどんなモデルをつくってるとこか、わかるかもネ。 どのモデルかは、ほかにもヒントがあったりして… |
©2002
科学の祭典「科学実験Web2002」運営委員会
All rights reserved.