第66回
科学技術映像祭開催要綱
令和7年3月5日
科学技術映像祭運営委員会
目的
科学技術を正確にわかりやすく伝える優れた映像を選奨し、科学技術への関心を喚起するとともにその普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上を目指します。このため、特にデジタル時代において多様に進化してゆくメディアを効果的に用い、視聴者に強いインパクトを与えるとともに、視聴者から多様な反響の期待される映像の制作者を表彰します。
行事
- (1)優秀作品の選定
- (2)入選作品の表彰
- (3)入選作品の発表
主催
- (公財)日本科学技術振興財団
- (公社)映像文化製作者連盟
- (公財)つくば科学万博記念財団
- (一財)新技術振興渡辺記念会
運営
第66回 科学技術映像祭運営委員会
- (1)運営委員会は本行事に関するすべてのことを決定します。
- (2)運営委員会は委員7名をもって構成します。
後援(予定)
文部科学省 日本放送協会 (一社)日本民間放送連盟
(一社)日本新聞協会 (一財)日本視聴覚教育協会 (一財)経済広報センター
国立研究開発法人科学技術振興機構 全国科学館連携協議会 (公財) 民間放送教育協会
募集期間
2025年4月1日(火)~ 2025年5月15日(木)(消印有効)
※募集期間が前65回までと大きく異なります。
応募資格
日本所在の製作者、企画者(スポンサー)、テレビ局、学術研究機関・教育機関および個人が製作した作品。日本に所在を持たない場合でも、作品が日本国内で公開(放送、上映または販売)された作品は応募可能です。
募集要件
- (1)2024年1月1日から2025年3月31日までに完成した作品で、本映像祭へ初出品であることが条件です。
※応募作品について完成・放映された時期の条件が前65回までと大きく異なります。
- (2)参加作品の上映時間は10分以内の短編と、それ以外で募集を行いますが、後者については最長90分以内です。
※後述の募集対象・部門の項目にあるように、一般部門と学生部門の2部門を設けて、それぞれにつき短編とそれ以外の募集枠が設けられました。前65回までと大きく異なっておりご注意ください。
- (3)一般部門への総参加作品数は3本まで、総上映時間は180分を限度とします。また、学生部門への応募は1本のみとし、90分を超えないこととします。学生部門への応募は、学校で作成した作品の応募、学校内外のグループで作成した作品の応募と、学生・生徒個人が作成した作品の個人名での応募(それぞれ違う作品だが、個人で応募した学生・生徒がこれら複数の応募作品に関与しているという意味)で、学生・生徒個人が、複数の応募作品に係わっていることになりますが、これは可能とします。
- (4)応募料
一般部門への応募に対しては、1作品あたり15,000 円 の応募料の支払いをお願いします。WEB申込の際に、入力いただいた宛先に振込先等を記載した請求書を送付いたします。請求書に従って応募料の振り込みをお願いします。なお振込手数料はご負担ください。
学生部門については無料です。※前回(65回)までは、無料でしたが、66回からは一般部門につきまして応募料の支払いをお願いさせていただくことになりました。科学技術映像祭の安定した運営のため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
- (5)メディア
a. 映画・ビデオ b. TV番組 c.インターネット等で配信・配布されている動画(YouTubeなどのSNSやHP等) d.博物館やイベント等における展示映像
- 注1:ヘッドマウントディスプレイ等特殊な機器を使わないと再生できないVRコンテンツ等は対象外とします。
- 注2:メディアについて応募に該当するかわからない場合は事務局に問い合わせてください。
- (6)作品制作におけるAIの利用
後述する応募のための申込書において、応募作品の制作にあたってAIの利用の有無と、利用した場合の具体的な利用箇所等について記載していただきます。
- (7)応募作品の上映などの利活用
応募された学生部門の作品は科学館、スマホなどで自由に視聴できるものとします。一般部門の作品は、科学館などでの視聴が可能となるようご協力をいただきます。科学技術映像祭の趣旨に鑑み、広く社会に貢献できますよう、応募される皆様のご理解とご協力をお願いいたします。また、科学技術映像祭のアーカイブとして作品が閲覧できますよう、ご協力をお願いします。
募集対象・部門
参加作品は、広く科学技術に関する映像とし、次のいずれかの部門に応募するものとします。なお「科学技術映像」の明確な定義はありませんが、これまでの受賞作品などを参考にご応募ください。
- (1)一般部門
- a.短編(10分以下の作品)
- b.上記以外
- (2)学生部門(大学生まで)
※ 社会人でも大学(大学院を除く)の学生は対象。
- a.短編(10分以下の作品)
- b.上記以外
賞
内閣総理大臣賞(予定)
1作品
賞状および副賞
文部科学大臣賞(予定)
4作品
賞状および副賞
優秀賞
8作品以内
賞状
つくば科学万博記念財団理事長賞
1作品
賞状および副賞
新技術振興渡辺記念会理事長賞
1作品
賞状および副賞
科学技術館館長賞
1作品
賞状および副賞
特別奨励賞
賞状
科学技術映像に関する新たな取り組みや、科学技術映像の活用による社会への貢献が顕著な作品に対し、特別奨励賞を贈ることができるものとします。
学生部門奨励賞
賞状
学生部門応募者の中から、優れたものに授与します。
賞は企画者(含むスポンサー)および製作者それぞれに贈ります。
※ただし各賞において該当する作品がない場合には、受賞者はなしとします。
審査
- (1)審査方針
本映像祭は科学技術の普及と向上並びに科学技術教養の向上を目的とするとともに、科学技術と社会との関わりがより一段と深まっている現在の状況を踏まえ、科学と社会をつなぐ、架け橋となる科学技術映像作品が求められていることに留意して審査を行います。
- (2)審査基準
- a.科学技術と社会との関係
科学や技術についての考え方、役割、課題、最新成果の理解、社会との関係性について、メッセージ性や企画意図などを審査します。
- b.正確性とわかりやすさ
科学技術の知見が正確に伝えられているかを審査する。研究・技術開発については、学術研究の映像化の価値を考慮します。
- c.演出映像・新規性
全体の構成・演出、映像表現力(撮影・照明)および技術力(音響・CG・特殊技術)などを審査する。作品の科学技術としての新規性、企画力やオリジナリティを審査します。
- a.科学技術と社会との関係
- (3)審査委員
運営委員会から委嘱された審査委員10名程度をもって審査委員会を構成します。
審査委員会には運営委員会より委嘱された委員長1名、副委員長2名以内を置きます。 - (4)審査の方法
- a.審査は二段階審査(一次審査および本審査)で行います。
- b.審査は審査上映会で実施するが、必要に応じてオンライン審査を併用します。
- c.審査における利益相反の考え方については運営委員会が別に定め、それに基づき、適切に審査を実施します。
- d.審査方法の詳細は審査委員会で決定します。
審査期間
2025年6月~
発表
2025年7月上旬(予定)プレスリリースおよび科学技術映像祭HP上で発表します
表彰式
2025年7~8月(※時期調整中)
・内閣総理大臣賞受賞作品上映、表彰状授与式、受賞記念スピーチ等を行います
上映会
2025年8月~2026年3月 全国の科学館等にて受賞作品を上映します
第66回科学技術映像祭参加申込方法
- (1)科学技術映像祭公式WEBサイト URL http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/ よりWEB申込の上、プリントした申込書、必要書類および作品とともに下記宛5月15日(消印有効)までに提出してください。WEB申込ができない場合は下記までご相談ください。
- (2)出品作品の提出形態:
デジタルで事務処理できるものに限ります。以下のいずれかの方法で提出してください。その他の形態で出品を希望される場合は事務局にご相談ください。
※申込の際にオンライン審査に同意いただいた方は、パソコンで再生できるMP4等のファイルをお送りください。
出品形態 再生機器 備考 録画用DVDディスク、録画用Blu-rayディスク ※販売用ソフトを含む
家庭用再生機器(DVDプレーヤー、Blu-rayプレーヤー) USBメモリ、SDカード等 パソコン MP4等のファイル - (3)提出書類等
- 申込書 1通(WEB申込の上、プリントした申込書)
- 出品作品
- パンフレット等の印刷物 3部(あれば)
出品作品は事務局より後日返却いたします。(送料:事務局負担) - 応募料(一般部門のみ)
一般部門への応募に対しては、1作品あたり15,000 円 をご負担いただきます。学生部門については無料です。
上記WEB申込の際に、入力いただいた宛先に、振込先等を記載した請求書を送付いたします。請求書の指示に従って応募料の振り込みをお願いします。WEB申込をされ書類等を提出されても、応募料の振込が確認されない場合には、審査の対象にはなりませんのでご注意ください。
※一般部門は応募料が必要ですのでご注意ください。
書類・作品提出先
(公社)映像文化製作者連盟 「科学技術映像祭」係
〒103-0016東京都中央区日本橋小網町17-18 藤和日本橋小網町ビル7F
TEL:03-3662-0236 FAX:03-3662-0238
注意事項
- (1)参加にあたっては、必要な著作権処理を行なっておいてください。万一、第三者から権利侵害、損害賠償などの主張がなされたときは、参加者自らの責任と負担で対処するものとし、主催者は一切の責任を負いません。
- (2)外国語版を出品するときは、日本語のスクリプトを添付してください。
- (3)参加作品はストーリーがある動画映像作品とします。TV放送用途などでCM等が入った作品については、CM等をカットして一続きとしてください。
- (4)科学技術映像祭の入選作品を広く活用する観点から、広報活動や全国の科学館等での入選作品発表上映会や、NHK等での放送に協力してください。受賞作品は、Webサイト、新聞報道等に掲載する広報資料用に作品の写真データの提供と発表上映会用にDVD、Blu-ray等のコピー、ファイル(MP4等)の提供をお願いします。