未来の通信を支える最先端技術の体験/日本電信電話株式会社 厚木研究開発センタ

分野:情報通信

インターネットや携帯電話など今や誰もがごく当たり前に使っている情報通信技術。でもその裏側にはさまざまな最先端技術のひみつが隠されていることをみなさんはご存知ですか?
今回のキャンプでは、NTTの情報通信を支える最先端技術の研究を行う厚木研究開発センタが会場となり、NTTの研究所で研究されている様々な情報通信技術の中から「ブロードバンドを支える光ファイバ」、「実物を使ってリアルな3次元画像を合成する技術」、「携帯電話の力の源・リチウムイオン電池」にスポットをあて、講義や実習を通じて最先端の技術に触れてみましょう。

会期

2007年3月26日(月)17:00~3月28日(水)15:00 2泊3日

募集人数

10名

会場

日本電信電話株式会社 厚木研究開発センタ
神奈川県厚木市森の里若宮3-1
(小田急線「新宿駅」より約1時間。JR「東京駅」より約1時間30分。「本厚木駅」下車バス約25分)
URL:http://www.ntt.co.jp/sclab/
宿泊場所:厚木ロイヤルパークホテル(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)ブロードバンドを支える光ファイバ
NTTの光通信ネットワークは全国に張り巡らせた光ファイバ・ケーブル網とこれらを接続する膨大な量の光コネクタによって構築されています。実際に光信号が通るのは髪の毛ほどの太さの光ファイバの中心部分、僅か1/100mmの太さで、その接続には高度な技術が必要です。本実習では信号が光ファイバを伝搬する仕組みを学習し、実際に光コネクタを組み立てて接続して大容量の信号伝送を体験してみましょう。
(2)実物を使ってリアルな3次元画像を合成する技術
「高リアリティ3Dキャプチャ技術」は、設計データが無い物体でも簡単に3次元CGデータを作成し、パソコンやWEBで利用することができる技術です。実際の物をたくさんの方向から撮影し、その画像から物体部分のみを的確に高速に切り出し、物体の色彩や形状、更に透過性や反射の情報を記録します。そして、物体データと実写画像を合成します。本実習ではこれらの原理を学習し、実際に立体物のデータ化とWEBコンテンツの製作を体験してみましょう。
(3)携帯電話の力の源・リチウムイオン電池
みなさんが持ち歩いている携帯電話は、リチウムイオン電池で動いています。この電池の中身をご存知ですか?本実習では電池の分解モデルをみながら、それぞれの材料の役割を学習し、自分自身でリチウムイオン電池を組み立てを体験してみましょう。まず正極材料・負極材料・電解液を選んでコイン電池を作り、コイン電池の特性を充放電試験器を使って調べてみます。そして自分の作った電池のパワーをどのような指標であらわすのか (電圧・出力・容量)を学習し、各自の電池の特性について考えてみましょう。

スケジュール

〈第1日目〉3月26日(月)
17:00 17:30 宿舎で集合受付
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
〈第2日目〉3月27日(火)
10:00 10:30 開講式
10:30 12:00 実習(1) 光ファイバの接続
12:00 13:00 昼食
13:00 15:30 実習(2)-1 3D画像の製作
15:30 18:00 実習(3)-1 リチウムイオン電池の製作
18:00 20:00 講師等との懇親会
〈第3日目〉3月28日(水)
9:30 10:30 実習(2)-2 3D画像を使った演習
10:30 12:00 実習(3)-2 リチウムイオン電池の特性評価・検証
12:00 12:30 先端研究成果の見学
12:30 13:30 昼食
13:30 14:30 まとめ
14:30 15:00 閉講式

プログラム関連Webサイトの紹介

波長分割多重フォトニックNW
http://www.awg-star.com/indexj.html
光の性質
http://www.phlab.ecl.ntt.co.jp/master/05_kids/index.html
高リアリティ3Dキャプチャシステム
http://www.ntt.co.jp/milab/project/ui_02_1.html
ゆかいな電池の森
http://panasonic.co.jp/mbi/forest/

交通案内

  • 小田急線「新宿駅」より約1時間。JR「東京駅」より約1時間30分。「本厚木駅」下車バス約25分
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  • 交通経路検索は、あくまで目安です。時間や経路は変更になる場合がありますのでご了承ください
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