ナノメートルの世界を観る ~ようこそ「電子で観るナノメートルの世界」へ~/日本電子株式会社 本社・昭島製作所

分野:ナノテクノロジー・材料、電気・電子工学

小さい物をはっきり見たい、という素朴な要求から出発した顕微鏡の考え方は、17世紀の光学顕微鏡から20世紀に電子顕微鏡へと発展しました。電子顕微鏡は、光学顕微鏡では観察不可能な微小な構造を鮮明に観察することができ、私達が想像もつかない原子の世界までも追求できる人類の発明した画期的な道具として世界中で活躍しています。
原子の世界を観察するためには、「物質をナノメートル(1ナノメートル:10億分の1メートル )のレベルでしっかりと観る 」技術が必要です。この「ナノメートルのレベルで観る」ための装置が透過電子顕微鏡や走査電子顕微鏡です。
今回のキャンプでは、これらの装置の原理や応用を学び、実際に自分でこれらの装置を操作して様々な試料を観察します。

会期

2007年3月26日(月)17:00~3月28日(水)14:30 2泊3日

募集人数

9名

会場

日本電子株式会社 RD館
東京都昭島市武蔵野3-1-2
(JR「東京駅」より約1時間。JR青梅線「中神駅」下車徒歩約10分)
URL:http://www.jeol.co.jp
宿泊場所:ホテルS&Sモリタウン(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)電子顕微鏡がどのような分野で、どのように役に立つ装置か、どんな面白い研究ができるか、また、各装置がどのように動作し、どのようなデータが得られるかを学習します。
(2)実際に研究者と一緒に電子顕微鏡を操作して、身の回りにある小さなものが原子・分子の世界でどのように見えるかを体験します。
(3)実習で操作する装置を製造している工場の見学や、当社が取り扱っている装置なども見学し、最先端のナノテクノロジーを支える分析装置について学習します。

スケジュール

〈第1日目〉3月26日(月)
17:00 17:30 宿舎で集合受付
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
〈第2日目〉3月27日(火)
9:00 9:30 開講式/プログラム説明
9:30 11:00 実習装置の動作原理、応用分野の解説
11:00 12:00 実習(試料作成)
12:00 13:00 昼食
13:00 16:30 実習
16:30 17:00 実習のまとめ
17:00 18:00 講師等との懇親会
〈第3日目〉3月28日(水)
9:00 11:00 実習
11:00 12:00 工場・装置見学
12:00 13:00 昼食
13:00 13:30 実習のまとめ、発表
13:30 14:30 閉講式

プログラム関連Webサイトの紹介

やさしい科学(製品のしくみや応用例)
http://www.jeol.co.jp/science/index.html

プログラム関連図書の紹介

参考図書:

「おはなし科学・技術シリーズ 顕微鏡のおはなし~ルーペから新世代の顕微鏡まで~」
著者:朝倉 健太郎 出版社:日本規格協会(1,528円)

交通案内

  • JR「東京駅」より約1時間。JR青梅線「中神駅」下車徒歩約10分
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