地球の診断 ~仙台市郊外で地質の調査~/独立行政法人 産業技術総合研究所 東北センター 東北産学官連携センター

分野:地球科学

産業技術総合研究所(産総研)は、持続的に発展可能な社会を作るために、ライフサイエンス・ナノテクノロジー・情報・環境とエネルギー・地質・計測などさまざまな研究を行っています。
東北産学官連携センターは、産総研全体の研究分野に関する東北地方での窓口となっています。そこでこのキャンプでは、まず産総研の研究の概要を知っていただきます。
キャンプの実習では、産総研のさまざまな分野のうち、地質分野を重点的に体験します。産総研では、地球の理解を深め、環境や資源の問題の解決をめざしています。そこでこのような地質の研究の一端を知るため、仙台市の郊外で地質の調査を体験します。
岩石や化石の野外観察を行い、それに基づき地質図作成を行います。
その過程で岩石の鑑定方法を習得します。資源や環境問題についても触れます。

会期

2007年3月26日(月)13:30~3月28日(水)14:20 2泊3日

募集人数

10名

会場

独立行政法人 産業技術総合研究所
東北センター 東北産学官連携センター
宮城県仙台市宮城野区苦竹4-2-1
(JR「仙台駅」よりJR仙石線で約10分、「小鶴新田駅」下車 徒歩約15分)
URL:http://unit.aist.go.jp/tohoku/
宿泊場所:山菜荘(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)産総研の概要と新しい化学産業をめざす研究を見学します。
(2)私たちが安心して生活できることを目指した地質汚染の調査とその修復の研究を見学します。
(協力:東北大学環境科学研究科土屋研究室)
(3)地球の歴史を探るため、地層やそれに含まれている化石の観察を行います。その観察をもとに地質図作成を体験します。
(4)岩石の鑑定方法を学び、実際に野外で岩石に名前をつけてみます。
(5)地震の原因である活断層を見学して、防災について考えてみます。
(6)鉱山見学を行い、鉱物資源がどう生活とかかわっているか、理解を深めます。

スケジュール

〈第1日目〉3月26日(月)
13:30 14:00 開講式
14:00 15:00 産総研概要説明、東北センター内見学
15:30 17:00 地質汚染とその修復の研究見学(協力:東北大学土屋研究室)
18:00 19:30 講師等との懇親会
19:30 21:30 講義と実習
〈第2日目〉3月27日(火)
9:00 12:00 地層の観察とルートマップ作成
12:00 13:00 昼食
13:00 15:00 地層の観察とルートマップ作成(続き)
15:00 16:30 活断層観察
16:30 18:00 調査のまとめ、地質図作成
19:30 21:30 講義と実習
〈第3日目〉3月28日(水)
9:00 10:00 地形観察
10:30 12:00 鉱山見学
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 まとめと総合討論
14:00 14:20 閉講式

プログラム関連Webサイトの紹介

地質図のホームページ
http://www.gsj.jp/geomap/
※このサイトの「地質図とは」「地質図の利用」「地質図のできるまで」を参考にしてください。わからなくてもかまいません。わからないまま、参加してください。

交通案内

  • JR「仙台駅」よりJR仙石線で約10分、「小鶴新田駅」下車 徒歩約15分
路線検索
  • 交通経路検索は、あくまで目安です。時間や経路は変更になる場合がありますのでご了承ください
閉じる

Copyright(C)2007 Japan Science Foundation All Rights Reserved