脳を見る、知る、調べる/国立大学法人 新潟大学 脳研究所

分野:遺伝子工学、脳科学

新潟大学脳研究所は、昭和42年(1967)、わが国初の脳に関する国立大学附置研究所として設立された施設です。その母体は、昭和13年(1938)に発足した「新潟神経学研究会」(現在の新潟脳神経研究会)であり、日本で最も歴史のある脳研究所です。現在、脳の働き方や病気に関する多様な研究をおこなっています。
本プログラムは、新潟大学脳研究所で職員や大学院生たちが取り組んでいる研究の一端に触れ、現代の脳研究が到達している地点とその問題点を学んでもらうことを目的に計画しました。ヒトの脳を実際に見ることや、この器官が我々の心の場所であることを知ってもらいます。さらに、現在世界の先端でおこなわれている脳研究に参加してもらい、研究の面白さや難しさなどを体感してもらいます。

会期

2007年3月27日(火)13:00~3月29日(木)11:00 2泊3日

募集人数

8名

会場

国立大学法人 新潟大学 脳研究所
新潟県新潟市旭町通1-757
(JR「新潟駅」よりバス約15分)
URL:http://www.bri.niigata-u.ac.jp/
宿泊場所:ニイガタステーションホテル(予定)

キャンプの実習内容(予定)

本キャンプでは、実際にヒトの正常脳と病気脳の標本を観察し、脳の形、機能との関連を実感してもらいます。その後、ヒトの心の動き(脳の働き)を画像化することにより観察できるfMRI 施設の見学や専門の研究者からのレクチャーを予定しています。また、脳機能を細胞や分子のレベルで解析する手法について解説を行います。
さらに、小グループに分かれ、遺伝子組換えや発生工学を用いて脳機能を研究する手法や、動物の行動解析の実際を学ぶほか、動物の脳から遺伝子を抽出したり、脳で働く分子の機能を電気生理学的に解析する実習にも参加してもらいます。これらの実習や講義を通して、脳研究がどのようになされているかを理解してもらいます。

スケジュール

〈第1日目〉3月27日(火)
13:00 14:00 開講式
14:10 15:40 脳研究所各部門の紹介と見学
15:50 17:00 講演
※この日のプログラムは本研究所で開催する「世界脳週間」の参加者と一部合同でおこないます。
〈第2日目〉3月28日(水)
9:00 12:00 講義と実習
12:00 13:00 昼食
13:00 16:30 講義と実習
17:00 18:30 講師等との懇親会
〈第3日目〉3月29日(木)
9:00 10:30 実習のまとめ、ディスカッション
10:30 11:00 閉講式

プログラム関連Webサイトの紹介

新潟大学 脳研究所:
http://www.bri.niigata-u.ac.jp/

プログラム関連図書の紹介

参考図書:

『進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線』
著者:池谷 裕二 出版社:朝日出版社(1,575円)

交通案内

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