バイオテクノロジーで環境を調べる/東京工科大学 バイオニクス学部

分野:ライフサイエンス、環境

東京工科大学は20年の歴史を持つ工学系の大学です。平成15年に工学部を改組し、メディア、バイオニクス、コンピュータサイエンスの3学部を持つ大学に生まれ変わりました。中でも、バイオニクス学部は21世紀の生命科学の最前線として、医薬品、環境、食品、化粧品、医療、メカトロニクスなどの分野での応用を想定してできた学部です。ここでは応用生命科学としてのバイオテクノロジーを活用し、21世紀に花開く新しいバイオニクスの最前線に焦点を当て、研究開発を進めています。
今回のキャンプでは、これらの中から、バイオテクノロジーの基礎である遺伝子操作を学ぶと共に、生命の複雑な仕組みの1つである抗原抗体反応の仕組みを学びます。抗原抗体反応は動物が自分の身を守るために進化させてきた機構ですが、この原理は近年分析技術にも応用されるようになってきています。今回のプログラムでは、この原理を利用して代表的な環境ホルモン、エストラジオールの検出を行います。

会期

2007年3月26日(月)13:00~3月28日(水)14:20 2泊3日

募集人数

30名

会場

東京工科大学 バイオニクス学部 片柳研究所棟
東京都八王子市片倉町1404-1
(JR「東京駅」より約1時間20分。JR横浜線「八王子みなみ野駅」下車大学バス約10分)
URL:http://www.teu.ac.jp
宿泊場所:八王子セミナーハウス(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)代表的な微生物である大腸菌を使って遺伝子操作を行います。大腸菌の中に緑色に発色するタンパク質(GFP)を発現する遺伝子を組み込みます。
(2)遺伝子が組み込まれたことを、大腸菌の発色により調べます。
(3)この大腸菌を使い、これが作るコロニーの中にどのくらい微生物がいるかを調べます。
(4)抗原抗体反応をブロット法により発色させ調べます。またその原理を理解します。
(5)抗原抗体反応により女性ホルモンの検出を行います。
(6)バイオテクノロジーと環境についての総合的な理解を深めます。

スケジュール

〈第1日目〉3月26日(月)
13:00 13:10 開講式
13:10 13:30 東京工科大学および施設の説明
13:30 14:00 実験内容および器具の使い方の説明
14:00 18:00 大腸菌を用いた遺伝子操作
〈第2日目〉3月27日(火)
9:00 12:00 遺伝子操作を行った大腸菌の観察、および原理の説明
12:00 13:00 昼食
13:00 18:00 コロニーからの菌数測定およびブロット法の抗原抗体反応実験原理の説明
18:00 20:00 講師等との懇親会
〈第3日目〉3月28日(水)
9:00 12:00 抗原抗体反応による環境ホルモンの検出および原理の説明
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実験まとめ、ディスカッション
14:00 14:20 閉講式

交通案内

  • JR「東京駅」より約1時間20分。JR横浜線「八王子みなみ野駅」下車大学バス約10分
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