ロボット・アナトミー~ロボットの身体・脳を五感で感じる~/早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構

分野:ロボット工学、機械工学、通信・情報工学、医療工学

早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構では従来の専門分野にとらわれず、健康と医療の分野と融合した新しい領域を創りながら研究を進めています。今回皆さんに紹介するロボティクスもそのひとつであり、MRI(磁気共鳴画像法)下での手術ロボット、医師のトレーニングのための患者ロボット、仮想患者モデルを利用した手術ナビゲーション、リハビリテーション支援のためのウェアラブルツール、さらには体内循環シミュレータによる器官培養などの最先端の技術開発に取り組んでおります。
このプログラムでは、今まさに研究現場で開発している最新の医療ロボットの操作やヒューマノイド・ロボットの分解、部品・構造のデッサンを経て、組み立てまで体験してもらいます。ロボットの構造や機構を学ぶと共に、その見かけ以上の複雑さや材料の質感、さらには制御ソフトウェアなどのロボットの身体と脳について、五感をフル稼働させて体感してください。
これらの体験を通して、医療や福祉など将来のロボット技術の可能性や人間との関わりの問題について、研究者と共にディスカッションを行います。

会期

2007年3月21日(水・祝)17:00~3月23日(金)14:00 2泊3日

募集人数

10名

会場

早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構
東京都新宿区早稲田鶴巻町513 120-5号館
(「東京駅」より約30分。東京メトロ東西線「早稲田駅」下車徒歩約10分)
URL:http://www.waseda.jp/scoe/index.html
宿泊場所:ホテルサンルート高田馬場(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)講義:
ロボット講義1:ロボット概論
(ロボットの歴史、ロボットの知能、ロボットの基本構成、ロボットと人間のコミュニケーション、ロボットの未来)
ロボット講義2:医療・福祉ロボット概論
(低侵襲微細手術支援、医療教育訓練、医療介護支援、リハビリテーション支援)
(2)見学:
・医療ロボット(低侵襲手術支援マニュピレータ・ロボット、患者ロボット、外科手術訓練システムなど)
・福祉支援ロボット(高齢者支援福祉ロボット・機器、運動リハビリテーション支援など)
・ヒューマノイド・ロボット(人間共存ロボット、表情創出ロボットなど)
・コミュニケーションインタフェース(遠隔コミュニケーション、身体的インタフェースなど)
(3)実体験:
1 ロボット・アナトミー
グループに分かれて、ヒューマノイド・ロボットを実際に分解し、部品や機構のデッサン、組み立てを行う。また、ロボットの制御についてプログラミングなども体験する。
2 ロボット・エクササイズ
現在開発を進めている外科手術ロボットや外科手術トレーニング装置を操作し、模擬作業を行う。また、リハビリテーション支援機器についても実体験する。
3 ディスカッション
参加者や研究者のロボットに対する夢や希望を紹介すると共に、ロボット技術の可能性や人間の生活空間に参加する際の問題などについて一緒に議論する。

スケジュール

〈第1日目〉3月21日(水)
17:00 17:30 宿舎で集合受付
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
〈第2日目〉3月22日(木)
9:00 9:10 開講式/スタッフ紹介
9:10 9:20 プログラム概要説明
9:20 10:00 ロボット講義(1)
10:00 12:00 ヒューマノイド研究所見学
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 ロボット・アナトミー
17:00 18:30 講師等との懇親会
〈第3日目〉3月23日(金)
9:00 10:00 ロボット講義(2)
10:00 12:00 ロボット・エクササイズ
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 ディスカッション/閉講式

プログラム関連Webサイトの紹介

早稲田大学ヒューマノイド研究所:
http://www.humanoid.rise.waseda.ac.jp/index-j.html
ROBOCASA(ロボ・カーサ):
http://www.robocasa.net/

交通案内

  • 「東京駅」より約30分。東京メトロ東西線「早稲田駅」下車徒歩約10分
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