ウインターサイエンスキャンプ'06-'07

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体験しよう!風力発電の技術

分野:自然エネルギー、風力発電

身近な存在である自然の風のエネルギーを電気エネルギーに変換する、いわゆる風力発電は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの環境汚染物質の排出が少ないクリーンなエネルギーとして注目され、近年、数多くの風力発電施設が建設されています。
鳥取大学がある鳥取県では、風車先端までの高さがおよそ100mにもなる大型風車(定格出力1,000〜1,500kW)20基がすでに運転されており、今後も導入される予定です。
皆さんと一緒にサイエンスキャンプに参加する研究者等は、陸上風力発電技術に関する研究はもちろんのこと、今後の進展が期待される洋上風力発電技術や砂漠化防止・沙漠緑化に活躍する新技術風車の研究開発など、風力発電の最先端技術の研究に取り組んでいます。
今回のキャンプでは、風力発電の現状、風力発電機の構造や発電のしくみ、風車翼の性能などについて、施設見学、講義、ものづくり、実験とプレゼンテーションによる研究活動体験を通して学びます。
ぜひとも、風力発電の技術を体感してください。

会期

2006年12月25日(月)14:30〜12月27日(水)14:30 2泊3日

募集人数

20名

会場

国立大学法人 鳥取大学 地域共同研究センター
鳥取県鳥取市湖山町南4-101
「鳥取空港」より車約5分。
(JR「大阪駅」より約3時間、JR「岡山駅」より約2時間。JR「鳥取大学前駅」下車徒歩約3分)
URL:http://www.cjrd.tottori-u.ac.jp/
宿泊場所:レーク大樹(予定)

キャンプの実習内容(予定)

(1)施設見学
鳥取県中部にある大型風力発電施設を訪れ、風車の大きさ、風車が回転する様子などを見学します。また、鳥取大学乾燥地研究センターを見学し、乾燥地研究の世界有数の実験設備を見学するとともに、砂漠化が進む乾燥地の現状と問題、砂漠化対処技術などを学びます。
(2)講 義
国内・国外の風力発電の現状、風力発電機の構造や仕組み、風車翼の性能など風力発電の基本的事項について勉強します。
(3)ものづくり・実験
小型垂直軸風力発電機の翼の部分を、自分なりに工夫して製作します。世界にも稀な沙漠環境風洞装置を利用して、各自が製作した風力発電機の発電実験を行い、どれだけの電力が得られるかを実験します。
(4)プレゼンテーション
コンピュータとプレゼンテーションソフト(パワーポイント)を活用して、実験内容とその結果について整理し、発表します。コンピュータの使い方や、資料スライドの作り方についても指導いたします。

スケジュール

〈第1日目〉12月25日(月)
14:30 14:45 開講式/プログラム概要説明
14:45 17:30 鳥取県内の風力発電施設 見学
鳥取大学乾燥地研究センター 見学
〈第2日目〉12月26日(火)
9:00 12:00 小型風力発電機の製作
12:00 13:00 昼食
13:00 17:00 製作した小型風力発電機を用いた風洞実験
17:30 19:00 講師等との懇親会
〈第3日目〉12月27日(水)
9:00 12:00 実験結果の整理
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 実習内容のプレゼンテーション
14:00 14:30 閉講式

プログラム関連図書の紹介

参考図書:「エネルギーと風車」 著者:河村哲也 出版社:山海堂(1,575円)

交通案内

  • JR「鳥取駅」より山陰本線約10分「鳥取大学前駅」下車 徒歩約3分
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