分野:エネルギー、地球環境
エネルギーの利用増加による環境問題と資源枯渇問題が懸念されています。これらを解決する技術として水素エネルギーや燃料電池が多く期待を集めています。しかし、これらの技術は古くから原理は知られていながら、なぜ今開発が盛んなのでしょうか?また近い将来に実現させるためにはどんなことを解決していかなければならないのでしょうか?ここでは基本原理の講義をもとに固体高分子形燃料電池を試作し、さらに製作条件や実験条件を自分たちで工夫することで燃料電池のしくみやその面白さ、難しさについて学びます。
さらに最先端の研究開発の状況にも触れることによって、クリーンエネルギー技術の現状について学びます。
2006年12月23日(土・祝)13:00〜12月25日(月)14:30 2泊3日
18名
国立大学法人 筑波大学 工学システム学類
茨城県つくば市天王台1-1-1
(JR「東京駅」より約1時間。
つくばエクスプレス線「つくば駅」下車バス約10分)
URL:http://www.esys.tsukuba.ac.jp/
宿泊場所:トレモントホテル(予定)
(1)講義
エネルギーと環境問題に関する現状と将来予測、燃料電池の仕組みと発電原理、エネルギー工学における水素エネルギー技術の考え方、研究開発の課題と現状などについて分かりやすく説明します。
(2)実習
燃料電池の構造や特性を理解するために、実際に燃料電池を試作して発電特性を調べてみます。
実習では班ごとに分かれて、講義で学んだ内容をもとに、試作する燃料電池の製作方法を変えたり、実験条件を変えたりして、自分たちで創意工夫しながら実験を進めてみましょう。
実験の後には、様々な条件で得られたデータを比較・解析して、どうすれば良い発電特性が得られるかを考えてみます。そして、実験結果と考察した内容を班ごとに発表し合ってみましょう。
(3)見学
最先端で行われている実用化を目指した研究開発の状況を覗いてみましょう。
〈第1日目〉12月23日(土) | |||
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13:00 | 〜 | 14:30 | 開講式/オリエンテーション 筑波大学概要説明 講師紹介 |
14:30 | 〜 | 16:30 | エネルギーの基礎概念・燃料電池の原理に関する基礎講義 |
16:40 | 〜 | 17:30 | 事前準備 実験方法についてのディスカッション |
18:00 | 〜 | 20:00 | 講師等との懇親会 |
〈第2日目〉12月24日(日) | |||
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9:00 | 〜 | 12:00 | 固体高分子形燃料電池の製作と実験 |
12:00 | 〜 | 13:00 | 昼食 |
13:00 | 〜 | 17:00 | 固体高分子形燃料電池の製作と実験 |
〈第3日目〉12月25日(月) | |||
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9:00 | 〜 | 11:00 | 実験結果解析、考察 学内研究施設見学 |
11:00 | 〜 | 12:00 | 研究レポートとりまとめ |
12:00 | 〜 | 13:00 | 昼食 |
13:00 | 〜 | 14:00 | 研究発表、討論、総評 |
14:00 | 〜 | 14:30 | 閉講式 |
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
燃料電池・水素技術開発部/やさしい技術解説
URL:http://www.nedo.go.jp/nenryo/denchi/index.html
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