ウインターサイエンスキャンプ'06-'07

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雪と氷の世界を体験しよう〜雪結晶から地球環境まで〜

分野:雪氷学、地球環境

北海道の冬を体験し、次のような項目について、雪や氷のことを知るとともに、南極の氷から地球環境変動までを考えます。
シャボン玉も凍る冬の大自然の中、合宿しながらあなたも地球環境のことを考えてみませんか?
(1)氷結晶構造の仕組み、雪結晶の種類と成長条件、(2)寒冷地に現れる光学現象、(3)氷結晶薄片作りによる氷の偏光現象体験、(4)雪の山中にある不思議な緑の空間を訪れる雪山トレッキング体験、(5)赤外放射カメラによる表面温度測定、(6)南極越冬体験談と南極の氷からわかる氷期・間氷期の地球環境変動。

会期

2007年1月5日(金)14:30〜1月7日(日)16:00 2泊3日

募集人数

15名

会場

国立大学法人 北見工業大学 工学部
北海道北見市公園町165番地
(「女満別空港」より連絡バス約50分。
またはJR「北見駅」より市内バス約10分)
URL:http://www.kitami-it.ac.jp/
宿泊場所:屈斜路研修所

キャンプの実習内容(予定)

屈斜路湖畔の研修所で2泊3日の合宿形式で、実験、雪山歩き、講義を行います。
(1)氷結晶の構造、雪結晶の種類と成長条件を学びます。
(2)寒冷地に特有な氷晶によるさまざまな大気光学現象の原理を学びます。
(3)屋外で作成した氷薄片の偏光観察、雪の結晶レプリカを作成し結晶観察を行います。
(4)ワカンジキを履いて雪山(屈斜路湖畔ポンポン山)を歩き、雪の中にある不思議な緑の空間を訪れます。
(5)赤外放射カメラにより、雪の中の温度、地熱斜面の温度(ポンポン山、硫黄山)、湖の温度(屈斜路湖、摩周湖)を観測します。
(6)南極越冬体験記から、極地観測の今と、南極の氷からわかる地球環境変動を学びます。
(7)シャボン玉を凍らせる実験、冬の星空観察を行います(天候に依存します)。

スケジュール

〈第1日目〉1月5日(金)
14:30 15:30 開講式/学内施設見学
15:30 17:30 屈斜路研修所へ移動(バス)
17:30 18:30 夕食
18:30 21:00 基礎講義「雪と氷の世界」、「寒冷地の光学現象」
〈第2日目〉1月6日(土)
9:00 10:30 硫黄山、摩周湖(バス)にて赤外カメラ観測
10:30 15:00 仁伏温泉ポンポン山探索(徒歩/ワカン着用・地熱斜面赤外カメラ観測、山中で昼食)
15:00 17:30 氷の観察(氷薄片偏光観察)雪の観察(雪結晶レプリカ作成、積雪断面観測)
17:30 18:30 基礎講座「南極の氷たち-南極越冬体験記-」
19:00 21:00 講師等との懇親会
〈第3日目〉1月7日(日)
9:00 10:00 基礎講義「南極の氷からわかる地球環境変動」
10:00 11:00 各グループ・レポートまとめ
11:00 12:00 ディスカッション
12:00 12:15 閉講式
12:15 13:00 昼食
13:00 15:00 屈斜路研修所発 女満別空港着
15:00 16:00 女満別空港発 北見駅着

プログラム関連Webサイトの紹介

北見工業大学・雪氷研究室ウェブサイト URL:http://snow.civil.kitami-it.ac.jp/
(社)日本雪氷学会北海道支部 URL:http://www.seppyo.org/~hokkaido/

交通案内

  • 「女満別空港」より空港連絡バス北見行約45分「工業大学入口」バス停下車 徒歩約5分
  • JR「札幌駅」よりJR特急オホーツク約4時間40分JR「北見駅」下車
    路線バス約10分「工業大学入口」バス停下車 徒歩約5分
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