ウインターサイエンスキャンプ'06-'07

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超伝導を作ろう〜高温で見い出された超伝導の謎〜

分野:固体物理学

豊かで独創的な科学的思考は、日本の将来を支える土台です。電気抵抗がゼロになる超伝導。なぜ、このような物理現象があらわれるのでしょう?
本プログラムでは、高温超伝導体をひとりひとり作製し、簡単な超伝導の実験をします。
オランダのカマリン・オンネスが初めて超伝導を発見したのは、-269℃という極低温でした。1911年のことです。ところが1986年、スイスのベドノルツとミュラーが理論上ありえない高温(-238℃)で新超伝導物質を発見したのです。驚くべき事に、その翌年、チュー(アメリカ)がより高い(-180℃)超伝導体を見つけ、世界中の科学者の一大競争が始まりました。その解明は現代物理学最大の難関。チャレンジングなテーマですが、まだ解明されていません。強力磁石、送電、微弱磁場センサ、超高速デバイスへの応用が期待されます。室温で超伝導になる物質を発見すれば、世界が変わります。
あなたも「マイ超伝導体」を作ってみませんか?
会場となる北海道大学理学部は、雪の研究で有名な中谷宇吉郎や磁性研究で知られる茅誠司などを初代教授に迎え、1930年に開設されました。札幌の中心にあり、広大なキャンパスを有しています。勉強や研究に疲れたとき、エルム(楡)の森を散策してリフレッシュできます。

会期

2006年12月24日(日)17:00〜12月26日(火)14:30 2泊3日

募集人数

20名

会場

国立大学法人 北海道大学大学院 理学研究院
北海道札幌市北区北10条西8丁目
(JR「札幌駅」より徒歩約10分)
URL:http://www.hokudai.ac.jp/science/
宿泊場所:KKRホテル札幌(予定)

キャンプの実習内容(予定)

これまでの常識を打ち破り、100Kも高い温度で見い出された超伝導。しかもそれは、誰も予想もしなかった酸化物で発見されたのです。本キャンプでは、高温超伝導体をひとりひとり作製し、簡単な超伝導の実験をします。

(1)高温超伝導の発見や最近の発展についての講演
(2)薬品の調合、焼成し、高温超伝導体を作製
(3)それを用いた電気抵抗、マイスナー効果の実験

等を行います。物理学専攻の教官6 名が指導します。
科学実験を通し、最近のトピックスに触れていきます。
あわせて、物理学専攻の研究室訪問し、実際にどのように研究が行われているかに触れます。

講演:1「超伝導を作ろう—高温で見つかった超伝導体の謎—」
   2「よくわかる超伝導—金属と絶縁体—」

スケジュール

〈第1日目〉12月24日(日)
17:00 17:30 宿舎で集合受付
19:00 21:00 参加者&引率者ミーティング
〈第2日目〉12月25日(月)
9:00 9:30 開講式
9:30 10:00 スタッフ紹介、実験器具の説明、実験上の注意
10:00 12:30 高温超伝導体の調合、焼成(翌日10時まで)
12:30 13:30 昼食
13:30 14:30 講演1「超伝導を作ろう—高温で見つかった超伝導体の謎—」
14:30 17:00 高温超伝導体デモンストレーション実験
17:00 17:30 休憩
17:30 19:30 講師等との懇親会
〈第3日目〉12月26日(火)
9:00 10:00 講演2「よくわかる超伝導—金属と絶縁体—」
10:00 12:00 高温超伝導体の取り出し、マイスナー効果実験
12:00 13:00 昼食
13:00 14:00 研究室訪問
14:00 14:30 閉講式

プログラム関連図書の紹介

参考図書:
(1)「10歳からの超伝導 初めての人でもよくわかる本」 著者:橋本 尚 出版社:BLUE BACKS(567円)
(2)「トコトンやさしい『超伝導の本』」 著者:下山淳一 出版社:日刊工業新聞社(1,470円)

交通案内

  • JR「札幌駅」より徒歩約10分
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